フランス語学科の髙橋暁生教授から、卒業生への呼びかけが来ていますのでご紹介します。
(髙橋先生は我々の頃には教えておられませんでした。ていうか、我々の代で習っていた先生で残っているのは原田先生だけになってしまっています…)
趣旨としては、学科の卒業生名簿を髙橋先生が募集・管理して、卒業生とのコンタクトを希望する学生にはOB/OG訪問に活用してもらうというものです。ごくごく簡単な記入フォームを送信するだけです。
上智大学フランス語学科学生・卒業生就職先アンケート
OB/OG訪問って、時間をムダに食われる上に、ピュアな学生さんに頓珍漢な質問をされてウンザリな経験をした方も少なくないと思いますが、学生は学生で必死なので、可能な限り、協力をしてさしあげてほしいと思います。
我々が最初からフランス語ペラペラではなかったのと同じように、社会人になろうとしている人たちの多くはまだ何も知りません、むしろ知らなくて当たり前です。
その徒手空拳を面倒くさがらずに、耳を傾けてあげる機会を、なにとぞ与えてさしあげてほしいと思います。
自分の仕事がひとの参考になるか分からない… という向きもあると思いますが、その判断をするのはあくまでも学生の側であって、判断の機会を奪ってはいけないと思います。それに、今はメールやメッセンジャも発達してるので、直接面談しなくとも(物理的に遠く離れてて会えなくても)話を聞くことは難しくはないと思います。
人づてに非公式に聞いた話なので真偽は分かりませんが、学生の就活支援を学科のオフィシャルな活動とすることには教授会の反対(!)があるとかで、その理由が「俺様の自分の研究の時間を減らす気か!」「俺様に余計な仕事をつくる気か!」的な先生方のご高説(声の大きい奴が勝って潰す)であり、またコンプライアンスが厳しくなる環境下、個人情報管理のリスクを学科として背負いたくないという事情もあるようです。現在は就職指導部で名簿を見ることは出来なくなっていると聞いています。そして、本来同窓会はこうした活動の受け皿になるべきところだと思いますが、別項で僕が綴っているように、同窓会はきわめてグダグダな運営、かつ個人情報垂れ流しをして平気な連中なので、おそらくは学科として本気で協力し合える存在ではないというのが偽らざる状況なのだと理解しています。
身内から誰の協力も得られない高橋先生は、ご自身の責任で、個人的な活動としてご自身の時間を削ってこの卒業生の情報収集をコツコツとなさっているそうです。
我々の頃にはこんなことをしてくれる先生はいらっしゃらなかったので、現役の学生さんがうらやましい限りですが、いろいろな大人の事情をかいくぐりながら、学生の将来を憂って活動されている思いを、我々は卒業生として受け止め、応える必要があると考えますが、皆さんはいかがでしょう。
ご不明な点があれば、水野までご連絡ください。