フランス語学科同窓会 上智大学フランス語学科同窓会問題(個人情報無断漏洩 及び 風間烈同窓会会長の虚偽対応)

上智大学フランス語学科同窓会による個人情報無断開示事件(28)

(承前)

2017年11月のある日、フェイスブック上のタイムラインに、フランス語学科のフランス人の教授と山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長の連名で、要旨以下の書き込みがありました。

「13日後の就職懇談会に卒業後3年程度の卒業生に出席してほしい。参加可能な方は連絡してほしい」

この書き込みからさかのぼること3年前、2014年の就職懇談会の直前のある日、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長が、学生が面談を希望する会社名だとして錚々たる大企業の名前を列挙した上で、同窓会役員らに対して

「お知り合いに該当者がいらっしゃいましたらリクルートお願いします。」
「あと10日となりました。」
「残りの時間、よろしくお願いします。」

とのメールを幾度か送っているのを見て僕は、

「学生が望むような大企業にお勤めの卒業生を、10日前の今この時点から一から捜し出して、自分たちのイベントの為に、当日別の予定があったとしてもキャンセルさせて、17時開始の懇談会に出席する為会社を早退させることまでを相手に強いる交渉をおっ始めるつもりなのか? 学生の望みを叶えたいなら叶えたいで、どうして開催日から逆算して根回しに必要な時間を前もって見ておかないんだろう」
と驚き、そしてそんな卒業生は一人とて見つけることは出来なかったので、同窓会組織にはそれだけの人脈がもとより存在せず、あてずっぽうの無邪気な期待をしていただけなのかと呆れたものですが、それから3年が過ぎてもなお、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長はあの頃全く同じように土壇場になって慌てて、SNSに書き込みだけして篤志家が現れるのをひたすら待つだけという、まるで物乞いのような募集をしていることが透けて見え、何とも情けない思いがしました。
そして、こんなに杜撰でいい加減なマネジメントを毎年毎年同じように繰り返して何の改善もしようとしない人たちが、自分の将来が不安で就職の話を聞きにきている若い在校生たちの役に立つことなんて本当にできるのか、暗澹たる思いがしたものでした。

さて、上記の呼びかけを見ても分かるように、例年一貫して就職懇談会を取り仕切っているのは山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長であると推察します。
ということは、2015年の就職懇談会における個人情報無断漏洩に関してもまた、真実を握るのは山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長その人ではないのでしょうか。

上智大学フランス語学科の教授は、個人情報無断漏洩の経緯について、

「就職懇談会の講師の方々は同窓会に選んで頂いております。また、どのような方々なのかという情報は、就職懇談会の開催時に教えていただいています。」
(2015年10月20日付Eメール)

「前にメールで説明しましたように、どのような方が講師なのかという情報は、就職懇談会開催時に学科が(【引用者註】同窓会から)教えていただいたものです。」
(2016年2月10日付Eメール)

と、名指しを避けつつも、フランス語学科同窓会がその入手元であると明言しています。

一方、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長とその代理人・池田昭弁護士(第二東京弁護士会所属, 弁護士登録番号 15626, 池田法律事務所, 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル9階, Tel: 03-3406-4947, Fax: 03-3406-4948)は、

「当会は水野信隆氏らの個人情報を■■教授に提供したことはありません」
「情報はフランス語学科と当会の担当者で共有されることになりました」
「それがフランス語学科の■■教授の手元に渡り、それが今回ポスターとかフェイスブックに利用されたものと思われます」

(「回答書」)

と主張しておられます。

しかしながら、
「共有されることになりました」
なる主張は全く意味不明で、その行為を誰がいつどのように、又、何を根拠に個人情報を勝手に「共有」するに至ったのかが一切述べられていないので説明になっていないこと、そして共有とは法律用語では「共同して所有権を有すること」ですから、弁護士歴40年超の大ベテラン法律家の池田昭弁護士(第二東京弁護士会所属, 弁護士登録番号 15626, 池田法律事務所, 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル9階, Tel: 03-3406-4947, Fax: 03-3406-4948)がのたまう共有が本当に行われていたならば、僕や仲間たちは自分の個人情報の所有権を、知らぬ間に勝手に譲渡させられていたことになります。その二重の意味で意味不明だと申し上げる次第です。

そもそもの話、会長殿や大ベテラン弁護士先生が
「利用されたものと思われます」
などと想像力を働かせなくとも、就職懇談会を例年一貫して取り仕切っている、いわば最重要参考人である山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長が、2015年の懇談会に至る経緯について、ご自身の知り得る事実関係を説明して、それを回答としてまとめれば済んだことではないのでしょうか。

山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長は、2015年の就職懇談会に際し卒業生の個人情報をフランス語学科の教授に伝えたのか、伝えていないのか。

伝えていないのだとしたら、フランス語学科の教授は、2015年だけはなぜか例年のやり方に背いて、就職懇談会の準備作業を山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長らと一切協調せず、一人でせっせと講師役の個人情報をどこからか収集して、共催者である同窓会側に一度も相談も確認もせず、フェイスブックへの書き込みやポスターの掲示を、一人で勝手にとり行ったことになり、加えて、教授は事が露見した後、僕や仲間たちには謝るふりをして、実は虚偽の説明をしていたことになります。

風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長とその代理人・池田昭弁護士(第二東京弁護士会所属, 弁護士登録番号 15626, 池田法律事務所, 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル9階, Tel: 03-3406-4947, Fax: 03-3406-4948)の主張に従うならば、2015年の就職懇談会だけは、なぜか教授がひとりで、共催者である同窓会の全くあずかり知らぬところで勝手に準備を進め、前年の講師役の個人情報を記載した開催案内まで掲示してしまったそうです。

その同窓会の主張を正とするならば、教授は就職懇談会の準備に随分と無駄な労力をかけ、かつ、どんな理由をもってか、卒業生たちに謝罪するふりをしてウソをつき続けていることになります。しかしそんな蓋然性が奈辺にあるのでしょう。実に不思議でなりませんが………

そして、フランス語学科の教授が例年にない準備を勝手に進めていたのだとした場合、2014年に山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長が僕に言明していた

「同窓会活動ですので、なにかを変える場合は多くの役員の賛同を得る必要があります。この活動は、フランス語学科という相手がある毎年恒例の活動です。その年によって内容や程度の振れ幅が大きいことが今後ずっと継続していく上で好ましくありません。」
(2014年11月1日付Eメール)

なるご主張との整合性はどうなってしまうのでしょうか。

「フランス語学科という相手が」「なにかを変える」事態が現在進行形で起きていた時、現場を取り仕切る山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長は「多くの役員の賛同を得る必要が」あるとは思わなかったのでしょうか。
例年にない異常事態が起きた時、これまで真面目に同窓会活動に勤しみ、就職懇談会を例年一貫して取り仕切っている山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長は、その教授の独走を「今後ずっと継続していく上で好ましく」ないとは思わなかったのでしょうか。

僕に同窓会運営について説教めいた(?)メールを送って1年も経っていないのに、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長は例年の共催イベントの準備をしている時に突然にして、多くの役員への報告や賛同を得ることを忘れて、案件を自分ひとりで抱え込む人物に変身してしまったのでしょうか。実に不思議でなりませんが………

風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長は、その代理人・池田昭弁護士(第二東京弁護士会所属, 弁護士登録番号 15626, 池田法律事務所, 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル9階, Tel: 03-3406-4947, Fax: 03-3406-4948)を通じ、内容証明で
「思われます」
というあやふやな想像を述べておられる以上、この内容証明の記述を正とするならば、同窓会は具体的な事実関係を確認するには至っていない、少なくとも、就職懇談会を取り仕切っている山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長や、共催者である学科の教授から報告や連絡、相談を受けたり、逆に自ら問合わせたことはない、と判断するのが自然と考えられます。もしも同窓会が事実関係を知悉しているのであれば、内容証明にはそのことを堂々と書けばよいのですから。

ところが、2015年の就職懇談会の告知について具体的な事実関係を確認していないはずの風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長は、2016年2月に発行された同窓会会報で、

「経緯をたどったところ申し立ては誤解であることがわかりました」

と断定されています。
一体、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長はどうやってこの結論に到達することができたのでしょうか。

詳細は知らないし報告も受けていないけれど、経緯をたどったとこころ申し立ては誤解であることがわかりました………?
しかし、風間烈会長は、上述の文に続けて

「弁護士を通じての書面による申し立てでしたので、当方も弁護士経由でその旨回答しました」

と書かれておられますので、池田昭弁護士(第二東京弁護士会所属, 弁護士登録番号 15626, 池田法律事務所, 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル9階, Tel: 03-3406-4947, Fax: 03-3406-4948)を通じて「回答書」を発出する以前の段階で、断定できるほどの情報を、どこからか得ていたことになります。

にもかかわらず、なぜ弁護士を通じて発出した内容証明にはわざわざ根拠なき想像を書き、会報には歯切れ良く断定なさったのでしょうか。

なぜ、同じ人物から2種類の“事実”が拵えられ、発出されたのでしょうか。実に不思議でなりませんが………

さて、そろそろ本稿の読み手は頭が痛くなってきている頃かも知れません。

僕としては、自己と相対する他者の生き方や考え方を勝手な憶測で決めつけたり、塗りつぶしたくはありません。ですから、過去に遡って、Eメールや会報などの記述や主張を拾い、その方が何を言明されていたのかを調べ返して、事実を積み上げたお話を展開しようと努めてきているわけですが、一体、誰のどのいつの時点の主張が真実を示しているというのか。
書いている僕にさえ分からないのですから、読み手が混乱するのも無理らしからぬことかも知れません。

平気でうそをつく人たちは、もっともらしいことを言ってその瞬間を取り繕うことは上手なのかも知れませんが、それでその場をしのぐことはできても、記録に残った登場人物たちの言動を全てつきあわせてみると、そこかしこで矛盾がはちきれて論理破綻が続出してしまい、なんとか理解しようとする読み手はヘトヘトになってしまうのだ、と僕は思っています。

そして、そこまでして相手をヘトヘトにさせて、相手に諦めを抱かせて、そして周囲の傍観者たちが
「なんか面倒くせえな」
と関心を失ったのをこれ幸いにして、自分たちは平気でついたうそを本当だったことにして、これからも、のさばり続けるのだと思います。

さて、そろそろ現実世界に戻りましょう。

それにしても、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長が自ら真相をお話ししてくれさえすれば、この得体の知れない謎は瞬く間に解けると思うのですが。
僕の記憶が正しければ、2016年10月~11月頃、

「現状がこれ以上続くことを望んでおらず、この機会を好機と捉えている」

とフランス語学科長ら教授たちに言明していたのは山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長ご自身のはずなのですが、一体どんな存在が、どんな力が、どんな闇が、その好機をみすみす潰し、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長を沈黙させ、自身の考えを放棄させるに至ったのでしょうか。あるいは、上述の言明はすべてウソで、最初からフランス語学科長ら教授たちを騙すことが目的だったというのか。実に不思議でなりませんが………

(つづく)

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