フランス語学科同窓会 上智大学フランス語学科同窓会問題(個人情報無断漏洩 及び 風間烈同窓会会長の虚偽対応)

上智大学フランス語学科同窓会による個人情報無断開示事件(30)

(承前)

「この就職懇談会というのは、我々同窓会と、在学生の皆さんが接点を持てる、1年で一番重要なイベントであります」

2013年に僕が初めて就職懇談会に参加した際、当時の上智大学フランス語学科同窓会会長であった南舘英孝・上智大学名誉教授がスピーチをされていたと記憶しています。

以前にも紹介した、ソフィア会のフランス語学科同窓会紹介ページ

「学科と現役学生を対象に就職懇談会を開催しています」

とわざわざ記されていることからも、「一番重要なイベント」との位置づけは裏付けられるのではないでしょうか。

そして、その「一番重要なイベント」で同窓会組織が何をしていたのかは、これまで本稿で明らかにしてきましたが、上智大学フランス語学科同窓会に蠢く人物たちを見ていて本当に不思議なのは、アカウンタビリティ(組織が保持すべき倫理や対外的に説明する責任)をおよそ持ち合わせていないこと。そして自分たちの願望と現実に起きていることを峻別したり、あるいは両者の折り合いをつけることがひどく不得手のように見えることです。

先に述べた、山岸真太郎副会長(株式会社ネクセス都市環境 代表取締役)が展開していた
「学生の望む卒業生が就職懇談会に集まってくれたらいいな」
という呼びかけは単なる願望であって、「こんなこといいなできたらいいな」と思っていても、現実世界ではドラえもんが何とかしてくれることはありません。そして、願望を実現する為にはどれだけの時間や手間が必要で、見ず知らずの相手とどのような交渉が必要になるのかという想像力を、同窓会組織が働かせて行動していた形跡は、少なくとも僕には見つけることが出来ませんでした。

他方、上智大学フランス語学科同窓会は2015年夏の会報

「同窓会では、把握している会員の情報の取り扱いには十分注意しています。(中略)第三者からの情報提供依頼があった場合には,必ずご本人のメールで了承を受けた上で対応するようにしています。」

と宣言しています。

それは確かに「こうだったらいいな」という、あるべき姿の願望だったのかも知れませんが、実際には、上智大学フランス語学科同窓会で個人情報管理規程が作成されたことは一度もありませんでしたし、それどころか、役員が勝手に卒業生の個人情報を持ち出してフランス語学科にもたらしていました。同窓会側はなぜかこの点を強気に否定していますが、フランス語学科の教授は情報の入手元が同窓会だと明言しており、どちらの主張が正しいのかは、当時のやり取りを示すエビデンスが出てくればすぐに分かってしまうことでしょう。

僕はあとになって知ったのですが、フランス語学科ではサバティカル・イヤー(教授が回り持ちで取得する年次休暇)の関係で、2015年だけは就職指導担当の教授が例年とは違う先生でした。
あくまでも想像の域を出ない話ですが、就職懇談会を実質的に取り仕切る同窓会の責任者から
「例年同じようにやってるから学内に掲示しといてくださいね、フェイスブックでも告知しといてくださいね」
と、掲示するポスターや資料のデータが届けられたとしたら、不慣れなその先生は、例年同じならそれで良いかと、さしたる疑問を抱かないまま、渡されたデータをそのまま掲示してしまった可能性もあったのではないでしょうか………

想像や憶測にしてもなお当人の名誉に関わりかねないストーリーをこれ以上展開することは慎みますが、実際の経緯がどんなものであったにせよ、今まで就職懇談会を担当したことのない先生が、同窓会が「一番重要なイベント」と位置づける催しの準備を、同窓会メンバーを含め誰にも相談せず一人で勝手にしてしまったという、フランス語学科同窓会が主張する筋書きはどうにも無理があるように思えるのですが。

そして、どのような経緯があったにせよ、その先生が僕のようなややこしい人間に責め立てられることになったのは誠に不運で不幸としかいいようがないと、今更ながらに同情を禁じえません。
それでも、何ら言い訳もせず、同窓会に責任転嫁することもなく、他人を貶めるような言動をとることもなく、きちんと僕や仲間たちに向き合ってくださったその教授の篤実さは、改めてここに記しておきます。そして、この経緯を眺めてみれば、起きた事実は事実として認め、余計なことはひと言も発することもなく事態の収拾に尽力した教授のことを、同窓会側が主張するように、陰でコソコソと動いて今もなおウソをついているほど狡猾で悪辣な存在に仕立て上げることは多分に困難に思えることもまた。

ともあれ、我々 - 同窓会であれ学科であれ卒業生であれ - は神様ではないので、言行不一致もエラーもミスも起こすことがあります。

ですから、事が露見した時点で
「管理が不徹底でした。お詫びします。在校生の就職支援の助けになる情報だと思い勝手に使ってしまいました。今後再発しないようにこのように制度を整備します」
というケジメと対策を誰の目にも分かるようにすれば、問題はそれ以上大きくはならないと思いますし、そうした透明性のある姿勢を取れることがアカウンタビリティの本質ではないかと思うのです。少なくとも学科の先生方の対応は、この線に沿ったきわめて理性的なものだったと思います。そして、僕や仲間たちが最初の「通知書」で同窓会側に要請したのもまさしく、起きた事実を認めていただくことに加えて、原因の究明と再発防止の対策を講じることでした。

ところが、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長が行ったのは、弁護士を擁して内容証明をしたためて

「就職懇談会に参加した同窓会員の個人情報は、管理すべき情報ではないと同窓会が勝手に決めたので、好き勝手に取り扱う。管理すべき情報であるかどうかの定義は事前に知らせないし、会員の同意があったかどうかは同窓会が勝手に決める」
(「回答書」要旨)

と威張りだし、

「当会は水野信隆氏らの個人情報を■■教授に提供したことはありません」
(「回答書」)

と、虚偽の主張をした上に、2016年2月の会報

「経緯をたどったところ申し立ては誤解であることがわかりました」

と、その虚偽を拡散することでした。

臆面もなくうそをつく、ましてそれを印刷して配るなどというのはアカウンタビリティ以前の、人間として論外の態度としかいいようがありませんが、

「たまたま手に入れた卒業生の情報は『管理すべき情報』ではないから、その利用について事前の本人への確認は不要」
(「回答書」要旨)

などという主張は、ソフィア会のフランス語学科同窓会紹介ページ

「会員相互の親睦を図るとともに、母校ならびにフランス語学科の発展に寄与することを目的に活動しています」

と宣言しているはずの同窓会組織が、好意で催しに参加した卒業生に向かって投げつける言葉なのでしょうか。
そして、そのように投げつけることで、同窓会や学科に協力してくれる卒業生がこれから先どんどん増えて、同窓会も学科も卒業生もみんな仲良しになって明るい未来が到来すると、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長は本気でお考えなのでしょうか。それでもなお「会員相互の親睦を図」っているとおっしゃるのであれば、多分に前衛的な親睦の図り方のように思えますが。

ともあれ、「回答書」で述べられた方針は、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長がわざわざ池田昭弁護士(第二東京弁護士会所属, 弁護士登録番号 15626, 池田法律事務所, 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-6 宮益坂STビル9階, Tel: 03-3406-4947, Fax: 03-3406-4948)を起用し内容証明を仕立てて言明したものですから、同窓会としてこれ以上の公式見解はないと考えられます。

しかしながら、同窓会が自ら「一番重要なイベント」と位置づける就職懇談会で入手した卒業生の個人情報は、なぜ重要なものとは見なされないのでしょうか。
「一番重要なイベント」だけれど「たまたま」(?)入手したから管理しなくて良いなどと、言明してしまって構わないのでしょうか。マスゾエ中華服状態の言い逃れとしては満点なのかもしれませんが………

「会員相互の親睦を図るとともに、母校ならびにフランス語学科の発展に寄与することを目的に活動してい」て、「同窓会では、把握している会員の情報の取り扱いには十分注意してい」るのならば、事が起きたあとで自分たちの言い逃れの理屈を強弁するのではなく、同窓会が催す「一番重要なイベント」で個人情報を得た場合の管理方法のルールなりガイドラインを、その開催以前に策定しておくべきだったとは思わなかったのでしょうか。

そして、実際には「一番重要なイベント」における個人情報入手やその管理を想定さえしていなかった(!)事実、そして制度の不備を長年放置していた事実は事実として認めて、今後の具体的な管理と再発防止策を示し、同窓会会員の不安を取り除くよう努めるからこれからも同窓会活動に協力して欲しい、と願い出ようとは思わなかったのでしょうか。

就職懇談会に好意に参加した卒業生がその場で明かした自分の個人情報を、無期限無条件に同窓会に利用されても文句は言わせないなどと、わざわざ弁護士を内容証明まで仕立てて脅しつけてくる相手に、今後もより一層協力しようと思ってくれる卒業生が、これから先ぐんぐん増えてゆくと、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長は本気でお考えなのでしょうか。

果たして、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長は、同窓会には何の罪も責任もないという、いわば“完璧”な回答を作り上げて、あたかも敵兵をやっつけんばかりに僕や仲間たちを攻撃した挙句、会報には「あいつらが間違っていました」と拡散、そして聞かれたことに答えないまま「議論はつくした」として現在進行形で無視を決め込んでいます。

しかし、その自らの言動 - 憶測や想像ではなく、記録に残っている事実 - は逆説的に、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長はもとよりアカウンタビリティなど持ち合わせてはおらず、同窓会が対外的に標榜している活動方針などお構いなしに、オレ様に盾突く邪魔者は消してしまえばいい、問題は存在しないことにしてしまえばいいという、とてもユニークなリーダーシップを発揮しておられることを証明してくれたとも言えます。

自己正当化の為にはウソをつくことさえ厭わず、自分たちに異論を唱える者には逆ギレか敵視かシカトを繰り出すのみ。
山岸真太郎副会長(株式会社ネクセス都市環境 代表取締役)、鍋島宣総事務局長(日本コムジェスト株式会社 元代表取締役、2015年5月22日解任)といった幹部たちは右に倣えのシカトを決め込み、南舘英孝・中村雅治上智大学名誉教授らも等しくダンマリを決め込むというこれまでの事実 ― 憶測や想像ではなく、記録に残っている当事者たちの実際の言動 ― を追うだけで、少なくとも本稿の読み手には、フランス語学科同窓会の類まれな組織の本質は十二分に証されたとはいえないでしょうか。

蛇足ながら、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長(株式会社ネクセス都市環境 代表取締役)は就職懇談会について

「この活動は、フランス語学科という相⼿がある毎年恒例の活動です」
(2014年11月1日付Eメール)

と言明していました。

しかし実際には、風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長は、その「毎年恒例の活動」を巡る個人情報無断漏洩について「相手」であるフランス語学科長が申し出た、僕や仲間たちと話し合いをすることについて
「面談の必要はない。問題は存在しない」
と言下に拒否しています。

風間烈・上智大学フランス語学科同窓会会長が「フランス語学科という相手」にマウンティングして、自らがどれだけ凄くて偉い存在なのかをアピールしたくて仕方がなかったのか、マウンティングすることで「母校ならびにフランス語学科の発展に寄与する」とお考えだったのか、それとも、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長(株式会社ネクセス都市環境 代表取締役)は、「フランス語学科という相手」のことなど実際には何も考えてはいないのに、口からでまかせを繰り出してきただけだったのか。

このように、上智大学フランス語学科同窓会を牛耳る面々が、自分たちの説明をあっさり覆し、あまつさえ違う主張を振りかざして威張りだし、そして威張れなくなればひたすら沈黙して誤魔化そうとするアンフェアーで透明性のない気持ち悪さこそが、僕をして彼らを「平気でうそをつく人たち」と形容せしめる所以です。

もっとも、
「過去の一時点から時間も過ぎて事情も変わっているのだから、あとになって言うことが変わるのはむしろ当然ではないか」
といった反論もあるかもしれません。
その場合、そこまで考えが及ぶ人たちであれば、過去に出席した講師役卒業生の個人情報を利用することについて、過去の一時点で同意したと見なしていたとしても、あとになって言うことが変わるかも知れないから確認を取ろう、という「むしろ当然」のプロセスには至らなかったのかという別の矛盾、あるいは同窓会役員のコロコロ変わる考えだけは常に尊重されて、周囲のヒラ会員の考えなんぞどうでも良いというダブル・スタンダードを露呈してしまいます。

よって、余計なボロを出したくなければ、賢しらな理屈をこねたりしないほうが賢明だと思いますが。

(つづく)

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